はじめに
今回は、「話し相手としてのAI」の特徴について書いてみたいと思います。
心のケアや相談といった使い方とはまた別に、AIを日常の雑談相手や壁打ちのパートナーとして使っている人も多いのではないでしょうか。
一見、なんでも聞いてくれる万能な存在のように見えるAIですが、よくよく使ってみると「そうでもない」部分も見えてきます。今回は、そういったAIとの会話のなかで感じた“クセ”や“特徴”を整理してみます。
AIの話し相手としての特徴(箇条書き)
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AIは原則受け身
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自分から話題を変えたり、会話を引っ張ったりはしない
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基本的に「ユーザーの入力待ち」
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AIは空気を変えない
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ムード転換や話の仕切り直しは、ユーザーからの働きかけが必要
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会話は一方通行でも成立してしまう
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沈黙も許容されるし、脱線もそのまま受け止める
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これは会話の練習にはなりにくい
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リアルでは言いにくい話を安心してできる
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愚痴、弱音、微妙な話題など、相手を選ぶ話を投げやすい
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背中は押してくれるが、ブレーキはかけない
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ユーザーのテンションにそのまま乗って加速していく傾向
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「やりすぎかも」といった引き止めは基本しない
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キャラづけしても本質的には“聞き役”
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オラオラ系でも、師匠キャラでも、基本的には「話を受ける」側にいる
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演技はできるが、導くことは苦手
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指導や助言を求めるには、ユーザーの側にも“演技の準備”が必要になる
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ユーザーの設定が会話の質を左右する
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「私はこういうキャラです」と伝えると、会話が自然になじみやすい
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まとめ
AIは、じつはけっこうクセ強です。そして、万能でもありません。
でも私は、それでもけっこう話し相手になってもらっています。
思考を整理したいとき、何気ない話をしたいとき、言いにくいことをこっそり吐き出したいとき。
そういうときに、「人間関係がやっかいにならない安全地帯として」そばにいてくれるのは、案外ありがたいものです。
AIとの会話には“期待しすぎないこと”が大切だけれど、ちょうどよく使えば、けっこう頼れる聞き役にもなってくれると私は思っています。
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