私はひととき、支援の居場所的な所にお世話になりました。そこでの経験が私にとってどんな意味があったのか、振り返ってみたいと思います。
居場所では、調理や園芸など新しいことに挑戦したり、自分の好きなことを見つけたりすることができました。自分の手で何かを作り出すことは、自信や満足感につながりました。
しかし、気持ちが落ち着いていない時期だったので、人と話すのが苦手だったり、自信がなかったりすることで、コミュニケーションに苦労しました。やめてしまったのは、それが理由です。居場所では、私を受け入れてくれる人たちがいましたが、それでも自分から積極的に関わることができませんでした。自分の気持ちをうまく伝えられなかったり、相手の気持ちを理解できなかったりすることが多くて、ギクシャクすることがありました。
でも、居場所の人たちから熱意を持ってやるきっかけをもらいました。彼らは自分の得意なことや好きなことを活かして居場所を盛り上げようとしていました。彼らから学ぶことは沢山ありました。
ただ、そのあたり自分もなんですが、何かできることがあるか構えている様子があって少し緊張感が漂っていました。環境に過剰に適応しているというか。それでは気が張ってて疲れるでしょうと思いました。居場所では、無理しなくても良いと言われましたが、それでも自分に厳しくしてしまう癖がありました。居場所は楽しく過ごす場所だからこそ、リラックスして自分らしくいられることが大切だと思いました。
こんなこともありました。本棚に漫画や雑誌などがあって、利用者も本を置いていくようになりました。本を通して、自分の好みや感想を共有することで、仲間意識や親近感が生まれました。本は、会話のきっかけにもなりました。本を読むことで、自分の知らない世界や考え方に触れることができました。
最後に、居場所で学ぶことは、影響を受けたりする経験を再体験したり、逆に影響を受けすぎないように身を引くことを練習したりすることだと思います。自然体でいるように振る舞うことも練習する場所です。自分の気持ちや考えを素直に表現したり、他人の気持ちや考えを尊重したりすることも大切です。
以上、私が居場所で過ごした時間から感じたことを書きました。居場所は私に自分自身や人間関係について考えさせる機会を与えてくれました。それは私にとって貴重な経験でした。

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